2010年07月18日
ハナの病気⑤
3月29日(日)昼~手術~
ハナの手術が始まりました。
手術室をガラス越しにのぞける場所に案内されて手術の様子を見守ります。
手術前に最悪の場合はお腹を開けても切らずに閉じるしか無いかも知れない、と事前に聞いていたので先生の手の動きに注意しながら見ていました。
妻はとても見ていることが出来ない様子で、目を閉じてうつむいています。
先生が何かに注視して手が一瞬止まる度に、こちらの心臓も止まりそうになります。
途中、看護士さんが手術室を出入りする度、いよいよ難しい決断を迫られるのでは?と胸が苦しくなります。
20~30分ほど経ったでしょうか。
ハサミのようなもので、ジョキジョキとハナのお腹から内臓を切り出す様子が見えました。
良かった・・・。最悪の状態ではないらしい・・・。
それで終りかと思いましたが、手術はまだ続きました。
ハナのお腹の中を覗き込んでいた若先生の表情が一瞬曇りました。
補助の先生と二人で覗き込みながら何か話しをされています。
少しだけ切り取って看護士の方に渡しました。
一瞬開いたドア越しに、「検査に回せ」と仰ったように聞こえました。
またまた不安が募ります。
1時間ほどして手術は終わりました。
手術後、若先生から説明がありました。
体調不良、嘔吐の一番の原因は、「子宮蓄膿症」によるもの。
子宮内にばい菌が入り膿が溜まってしまって、その毒素が身体に回ってしまったとのこと。
但し子宮の切除は問題なく出来たし、毒素は点滴によって清浄できるので安心して良いとのこと。
もう一つ気になる点が、膵臓に見られる腫れが最悪の場合は腫瘍(癌)の可能性があり、目視レベルでは大丈夫だと思うが念のため検査に回したとのこと。
若先生から説明を受けているうちに、ハナが手術室からおろされてきました。
麻酔はまだ切れていないけれど、しっかり見開くことができない目で一生懸命周り様子を伺っているようでした。
「ハナ!」
呼びかけて頭を撫でてやると、ぼんやりとした目をこちらに向けながら、緩慢な動きで尻尾をパタパタと振って応えてくれました。
「ハナ、良く頑張ったな、本当に良く頑張ったな」
「ツライ目にあわせてしまってゴメンな」
とりあえずは最悪の事態は乗り切れた安心感がドッと沸いてきました。
ハナの手術が始まりました。
手術室をガラス越しにのぞける場所に案内されて手術の様子を見守ります。
手術前に最悪の場合はお腹を開けても切らずに閉じるしか無いかも知れない、と事前に聞いていたので先生の手の動きに注意しながら見ていました。
妻はとても見ていることが出来ない様子で、目を閉じてうつむいています。
先生が何かに注視して手が一瞬止まる度に、こちらの心臓も止まりそうになります。
途中、看護士さんが手術室を出入りする度、いよいよ難しい決断を迫られるのでは?と胸が苦しくなります。
20~30分ほど経ったでしょうか。
ハサミのようなもので、ジョキジョキとハナのお腹から内臓を切り出す様子が見えました。
良かった・・・。最悪の状態ではないらしい・・・。
それで終りかと思いましたが、手術はまだ続きました。
ハナのお腹の中を覗き込んでいた若先生の表情が一瞬曇りました。
補助の先生と二人で覗き込みながら何か話しをされています。
少しだけ切り取って看護士の方に渡しました。
一瞬開いたドア越しに、「検査に回せ」と仰ったように聞こえました。
またまた不安が募ります。
1時間ほどして手術は終わりました。
手術後、若先生から説明がありました。
体調不良、嘔吐の一番の原因は、「子宮蓄膿症」によるもの。
子宮内にばい菌が入り膿が溜まってしまって、その毒素が身体に回ってしまったとのこと。
但し子宮の切除は問題なく出来たし、毒素は点滴によって清浄できるので安心して良いとのこと。
もう一つ気になる点が、膵臓に見られる腫れが最悪の場合は腫瘍(癌)の可能性があり、目視レベルでは大丈夫だと思うが念のため検査に回したとのこと。
若先生から説明を受けているうちに、ハナが手術室からおろされてきました。
麻酔はまだ切れていないけれど、しっかり見開くことができない目で一生懸命周り様子を伺っているようでした。
「ハナ!」
呼びかけて頭を撫でてやると、ぼんやりとした目をこちらに向けながら、緩慢な動きで尻尾をパタパタと振って応えてくれました。
「ハナ、良く頑張ったな、本当に良く頑張ったな」
「ツライ目にあわせてしまってゴメンな」
とりあえずは最悪の事態は乗り切れた安心感がドッと沸いてきました。
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