2010年04月15日
ハナの病気③
3月29日(日)昼
もう一度レントゲンを取り直して再検査して、午後から手術をすることになりました。
状態によっては手術途中でストップするかどうかの難しい判断を迫られる可能性もあり、その場合は飼い主さんの意向を重視したいので、手術には立ち会ってほしいとのことでした。
先生の一言一言が私に覚悟を迫っているように聞こえました。
事実そうだったのでしょう。
「仮に手術を止めなければいけない状態だったとしても、まさか全身麻酔をかけて手術に入って、そのまま目を覚まさないなんてことはないですよね?」
先日、知り合いのワンちゃんが同じように緊急手術になり、そのまま逝ってしまったという話を聞いたばかりだったので、不安になって尋ねましたが、この問いにも先生からは期待した回答はありませんでした。
こうして私たちの顔を見て尻尾をブンブン振っているハナを見るのは最後になってしまうのではないか、という不安に駆られながら、ハナを先生に託して一旦病院を出ました。
手術まで2時間ほどありましたので、病院の向かいの和食レストランで少し早いランチをとることにしました。
全く食欲はありませんでしたが、長い1日になりそうな予感と本当に大事な決断をしなければいけない時に頭をスッキリさせておくためにも、食べたくなくてもしっかり食べておかなければと思いました。
まさに砂を噛むような、という表現がピッタリあてはまるようで、何を食べても全く味を感じませんでした。
食事を取った後、手術の時間まで病院近くの大型リサイクル店の中をぶらついていました。
今にもへたり込んでしまいそうな妻の前では、自分がしっかりしなければと思って耐えていたのですが、妻から離れて一人店内を歩いているときには大音量で流れるBGMに紛れて、ずっとハナの名前を呼び続けていました。
もう一度レントゲンを取り直して再検査して、午後から手術をすることになりました。
状態によっては手術途中でストップするかどうかの難しい判断を迫られる可能性もあり、その場合は飼い主さんの意向を重視したいので、手術には立ち会ってほしいとのことでした。
先生の一言一言が私に覚悟を迫っているように聞こえました。
事実そうだったのでしょう。
「仮に手術を止めなければいけない状態だったとしても、まさか全身麻酔をかけて手術に入って、そのまま目を覚まさないなんてことはないですよね?」
先日、知り合いのワンちゃんが同じように緊急手術になり、そのまま逝ってしまったという話を聞いたばかりだったので、不安になって尋ねましたが、この問いにも先生からは期待した回答はありませんでした。
こうして私たちの顔を見て尻尾をブンブン振っているハナを見るのは最後になってしまうのではないか、という不安に駆られながら、ハナを先生に託して一旦病院を出ました。
手術まで2時間ほどありましたので、病院の向かいの和食レストランで少し早いランチをとることにしました。
全く食欲はありませんでしたが、長い1日になりそうな予感と本当に大事な決断をしなければいけない時に頭をスッキリさせておくためにも、食べたくなくてもしっかり食べておかなければと思いました。
まさに砂を噛むような、という表現がピッタリあてはまるようで、何を食べても全く味を感じませんでした。
食事を取った後、手術の時間まで病院近くの大型リサイクル店の中をぶらついていました。
今にもへたり込んでしまいそうな妻の前では、自分がしっかりしなければと思って耐えていたのですが、妻から離れて一人店内を歩いているときには大音量で流れるBGMに紛れて、ずっとハナの名前を呼び続けていました。
2010年04月02日
ハナの病気②
3月29日(日)朝
朝、目が覚めるとハナがベッドの上でまた嘔吐していました。
前夜、夜間救急の行き帰りでは大好きなクルマに乗ってはしゃいでいたのに、朝にはすっかり元気がなくなってしまっていました。
これは救急ですすめられたように午前中のうちにかかりつけの病院で診てもらおうと準備をし始めたら、また激しく嘔吐してしまいました。
これはいよいよ只事ではないと不安な気持ちで急いで病院へ行きました。
ハナは本当にクルマが好きなのでしょう。
そんな体調であるにもかかわらず、クルマに乗せると尻尾をブンブン振って喜んでいました。
診察では夜間救急での血液検査の結果をふまえて、レントゲン撮影と超音波検査を行いました。
その結果、先生が下した結論は「緊急手術」でした。
超音波検査で気になる影が見つかったこと。
レントゲンでもそれを裏付けるような異常と思われる点が見つかったこと。
内臓全体のレントゲン写真の映り具合から、ひょっとすると広く転移していることも考えられること。
等々の説明を先生が努めて淡々と説明している様子が伺え、その事により思っていた以上に事態が深刻であることを覚悟しないわけにはいきませんでした。
「命にかかわる状況と言うことでしょうか・・・?」
突然のことに戸惑いながらそれでも聞かねばならないと思って勇気を振り絞って質問しました。
そこまで悪いわけではないですよ、と笑って答えて欲しいという期待は大きく裏切られました。
結論を先送りしても良いことは何もないこと。
手術をしても転移が広く癒着が激しければ、何もできず閉じるしかないかもしれないこと。
そして、その可能性が十分にあること。
もしそうなっていたとしたら・・・。
死ぬ?ハナが?
まるで医療ドラマの告知シーンを見ているかのような状況が、実際に我が事として起きていました。
朝、目が覚めるとハナがベッドの上でまた嘔吐していました。
前夜、夜間救急の行き帰りでは大好きなクルマに乗ってはしゃいでいたのに、朝にはすっかり元気がなくなってしまっていました。
これは救急ですすめられたように午前中のうちにかかりつけの病院で診てもらおうと準備をし始めたら、また激しく嘔吐してしまいました。
これはいよいよ只事ではないと不安な気持ちで急いで病院へ行きました。
ハナは本当にクルマが好きなのでしょう。
そんな体調であるにもかかわらず、クルマに乗せると尻尾をブンブン振って喜んでいました。
診察では夜間救急での血液検査の結果をふまえて、レントゲン撮影と超音波検査を行いました。
その結果、先生が下した結論は「緊急手術」でした。
超音波検査で気になる影が見つかったこと。
レントゲンでもそれを裏付けるような異常と思われる点が見つかったこと。
内臓全体のレントゲン写真の映り具合から、ひょっとすると広く転移していることも考えられること。
等々の説明を先生が努めて淡々と説明している様子が伺え、その事により思っていた以上に事態が深刻であることを覚悟しないわけにはいきませんでした。
「命にかかわる状況と言うことでしょうか・・・?」
突然のことに戸惑いながらそれでも聞かねばならないと思って勇気を振り絞って質問しました。
そこまで悪いわけではないですよ、と笑って答えて欲しいという期待は大きく裏切られました。
結論を先送りしても良いことは何もないこと。
手術をしても転移が広く癒着が激しければ、何もできず閉じるしかないかもしれないこと。
そして、その可能性が十分にあること。
もしそうなっていたとしたら・・・。
死ぬ?ハナが?
まるで医療ドラマの告知シーンを見ているかのような状況が、実際に我が事として起きていました。
2010年04月01日
ハナの病気
3月28日(日)夜
ハナ(ゴールデンレトリバー♀6歳)が嘔吐しました。
時々食い意地が張りすぎて食べすぎで吐いてしまうことはあったのですが、そんな時は吐いてもケロッとしているのですが、今回はどうも様子がおかしく感じました。
かなり消耗してグッタリしている様子で、ベッドで寝かしつけてからもかなり苦しそうな寝息を立てていました。
翌朝まで様子をみて、それでもしんどそうなら病院へ連れて行ってみようか、などと妻と話していたのですが、グッタリ寝ている様子がどうも只事ではないような胸騒ぎがしてきました。
それは妻も同じだったようで、翌朝を待たずに鳩ヶ谷市の夜間救急動物病院へ連れて行くことにしました。
クルマに乗せるのは一苦労だなと考えていたら、クルマで出掛ける気配を察してハナがムックリ起き出してきました。
ハナはクルマに乗るのが何より大好きなのです。
自分から軽快にサッとクルマに乗り込んだ後も、ずっと車内ではしゃいでいるハナを見ていると、夜間救急に連れて行くという判断が間違っていたと思いました。
ハナは夜間救急に着いてからも元気一杯な様子でウロウロキョロキョロしていて、先約で来ていた他所のワンコ達と比べると、なんでこんなに元気なのに救急に来たのか、と正直申し訳ない感じがしていました。
あんまり元気が良いので先生から、吐き気止めの注射と脱水防止の点滴だけの応急処置だけして翌朝まで様子を見るか、念のため血液検査をしておくか、と聞かれた際には一瞬様子を見ようか、とも考えたのですが、先ほどの胸騒ぎを鎮めるためには検査代が無駄になってもきちんと調べておいてもらったほうが良いなと思い直して血液検査をお願いしました。
その結果、一部の値で異常値が発見されました。
身体のどこかで炎症を起こしており、そのために食欲低下と吐き気が起きているのだろうとの診断でした。
翌朝に必ずかかりつけの病院で再検査を受けてくださいと念押しされて、注射と皮下点滴をしてもらって夜間救急をあとにしました。
それでもその時はまだ、今朝はしっかりご飯も食べたし、夜まではいつもの通りピンピンして遊んでいたのだし、吐いた後は一時的に心配になるくらいグッタリはしたけれど、今はまたいつものオテンバに戻っているし、6歳になって身体が疲れやすくなってきているのかな、くらいに思っていたのです。
ハナ(ゴールデンレトリバー♀6歳)が嘔吐しました。
時々食い意地が張りすぎて食べすぎで吐いてしまうことはあったのですが、そんな時は吐いてもケロッとしているのですが、今回はどうも様子がおかしく感じました。
かなり消耗してグッタリしている様子で、ベッドで寝かしつけてからもかなり苦しそうな寝息を立てていました。
翌朝まで様子をみて、それでもしんどそうなら病院へ連れて行ってみようか、などと妻と話していたのですが、グッタリ寝ている様子がどうも只事ではないような胸騒ぎがしてきました。
それは妻も同じだったようで、翌朝を待たずに鳩ヶ谷市の夜間救急動物病院へ連れて行くことにしました。
クルマに乗せるのは一苦労だなと考えていたら、クルマで出掛ける気配を察してハナがムックリ起き出してきました。
ハナはクルマに乗るのが何より大好きなのです。
自分から軽快にサッとクルマに乗り込んだ後も、ずっと車内ではしゃいでいるハナを見ていると、夜間救急に連れて行くという判断が間違っていたと思いました。
ハナは夜間救急に着いてからも元気一杯な様子でウロウロキョロキョロしていて、先約で来ていた他所のワンコ達と比べると、なんでこんなに元気なのに救急に来たのか、と正直申し訳ない感じがしていました。
あんまり元気が良いので先生から、吐き気止めの注射と脱水防止の点滴だけの応急処置だけして翌朝まで様子を見るか、念のため血液検査をしておくか、と聞かれた際には一瞬様子を見ようか、とも考えたのですが、先ほどの胸騒ぎを鎮めるためには検査代が無駄になってもきちんと調べておいてもらったほうが良いなと思い直して血液検査をお願いしました。
その結果、一部の値で異常値が発見されました。
身体のどこかで炎症を起こしており、そのために食欲低下と吐き気が起きているのだろうとの診断でした。
翌朝に必ずかかりつけの病院で再検査を受けてくださいと念押しされて、注射と皮下点滴をしてもらって夜間救急をあとにしました。
それでもその時はまだ、今朝はしっかりご飯も食べたし、夜まではいつもの通りピンピンして遊んでいたのだし、吐いた後は一時的に心配になるくらいグッタリはしたけれど、今はまたいつものオテンバに戻っているし、6歳になって身体が疲れやすくなってきているのかな、くらいに思っていたのです。